
ここは桂離宮の近くに位置します・・・

そこで見たのは立派な「愛宕山常夜燈」です。
京都市の愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社は、火伏せ(火災除け)の神として崇拝する 火防の神に対する神道の 信仰です。 江戸時代には日本全国で「愛宕」を社名につける神社は 43都道府県に愛宕講が組織されました。

浄土宗の寺「桂地蔵寺」は、京都六地蔵巡りの霊場です。
本尊の地蔵尊は、平安時代の初期に、参議小野篁(おののたかむら)が、一度、息絶えて冥土(めいど)へ往き、生身の地蔵尊を拝してよみがえったのち、一木より刻んだ六体の地蔵菩薩の一つだといわれています。
昔、このあたりは桂の渡しに近く、桂大納言源経信(みなもとのつねのぶ)や
伊勢女(いせじょ)等の歌人の住居があったといわれています。
愛宕常夜燈を見ると、あの愛宕山頂に近い 愛宕神社への参詣道 に多くの方達が
目指して行かれたのだと、これからもきっと思い出すでしょう。