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国指定・重要無形民族文化財 「三上のずいき祭り」(再投稿)

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滋賀県野洲市の「三上のずいき祭」は
滋賀県野洲市の国指定「重要無形民族文化財」 の祭りです。


御上神社は、三上山をご神体山として鎌倉時代の国宝本殿です。


ずいきだけで作られる御輿には、高度な技術が必要なので
後継者を確保していくのは大変だそうです。


飾りは花や果物などが飾られています。
正面には鳥居が飾られ、角力(相撲)猿が置かれています。


ずいき祭が終わって、角力猿が箱に納められた時に撮らせて頂きました。


ずいき祭は、里芋の茎を用いて作った「ずいき御輿」を
奉納することから「ずいき祭」と呼ばれていますが


古くは「若宮殿相撲御神事」と呼ばれていたそうです。

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ずいき祭の準備は、5日前から始まります。

5日前 「甘酒神事」“献紅鮭祭(あめのうおまつり)
各頭人は御上神社にお参りして、酒・甘酒・めずし(タデずし)・青菜漬などと
鯇(あめのうお)を社殿に供えて、神事の無事を御祈願されます。

3日前 「湯立て式」
各頭人が神社から宮水を頂いて、自宅にて釜で湯を沸かし、神職が笹を使って釜の湯で屋敷の周囲を清め、御輿の上に立てる榊を床の上において神移しをされます。

2日前 「ずいき刈り」
早朝に御輿に用いる上質な芋茎を刈り取り、洗って御輿づくりの準備をして
御輿を作り始めます。

1日前 「お菓子盛り」「頭渡し」
「お菓子盛り」とは、芋茎を適当な長さに切って御輿の胴、屋根に下り棟を付けます。屋根には粟と菜種を吹き付けた神紋を付け、胴部の正面には飾り棚を作り粟で囲った土俵に角力猿の人形を置いて、ずいきの鳥居を建てます。

「頭渡し」は、翌年の頭人を確認する儀式で、翌年の頭人である介頭人と翌々年の其介頭人(そのすけとうにん)が、それぞれ提灯の明かりで杯を交わして無言で厳粛に引継ぎが行われます。

※ 以上は、ずいき祭保存会の中から抜粋させて頂きました。

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「京都で定年後生活」さんのブログで、ネットでは野洲市の御上神社と
北野天満宮の二カ所だけの祭だと知り、8年前の事ですが再投稿しました。
これらの写真は、2009年10月に投稿した時のものを使用しています。

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