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「エゴノキの花」

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立派なエゴノキに、かわいい花が咲いていました。
枝には4~8cmほどの卵型をした葉っぱを互い違いに生やし
浅いギザギザが葉っぱの縁にあるのが特徴です。

別 名:チシャノキ、ロクロギ
花言葉:壮大(枝や葉っぱの間からたくさんの香りのよい花を咲かせる姿から)


エゴノキは5~6月なると、葉っぱの付け根あたりから茎を伸ばし
下向きに真っ白な花をたくさん咲かせます。

花は鈴型で、甘い香りを放ち、花ごとポトッと落ちる散り方が特徴的で
花の後に灰白色の実を付けます。果実は長さ2cmほどの楕円形で
大きい種子を1個含み、熟すと果皮は不規則に破れて種子が露出します。

名前の由来は、実の皮にはエゴサポニンという有毒物質を含んでいて
果実を口に入れると喉や舌を刺激して「えぐい(えごい)」ことから
方言がなまって「エゴノキ」になった説があります。

エゴサポニンが体内に入ると、赤血球が破壊され蕁麻疹や胃粘膜の炎症などを
引き起こす恐れがあるそうなので、気を付けないといけません。

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