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瀬戸内アートめぐり①「直島・本村地区の家プロジェクト」 2011年7月15日

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新型コロナワクチン接種による、筋肉痛も収まってきたので良かったのですが
昨夜から近畿各地の大雨で、大雨による土砂災害の危険から避難指示が発令され、小中学校や高校、幼稚園では休校しています。


レンガ造の旧陸軍舞鶴要塞「葦谷(あしたに)砲台跡」を見ていて、瀬戸内アートめぐりを思い出し、先に「犬島アート・精錬所の遺構美術館」をアップしましたが


それは、貸切クルーズで行く 2011年7月15日(金)~7月16日(土)の
「瀬戸内アートめぐり2日間」 で行った所でした。

1日目
宇野からクルーズで本村港(直島)に到着後 「地中美術館」 に向かう予定が、美術館等には入場制限があって、参加者全員が一度に観る事が出来ない為2班に別れて見学することになり、私達は 「家プロジェクト」 から回りました。

※「家プロジェクト」は、直島・本村地区の7カ所の古い家屋を改修して
アーティスト達が家の空間等を作品化したプロジェクトです。

「南寺 (みなみでら)」

作品:ジェームズ・タレル氏  設計:安藤忠雄氏 1999年

内部のジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせて、安藤忠雄氏が建物を設計しました。建物の中は少しの明かりも無く闇の中を、係りの人の誘導で手探りをしながら入って行きました。

係りの人から 『イスに座って正面を観ていてください。』と言われたので正面を観ていると・・・フワァ~とした物や長方形のような物が見えたように思いました。が、『何も見えなかったわ~』と言われる人もおられました。


安藤氏の作品を解釈するのとは違って
自分の感覚で作品を鑑賞するのでは・・・と思いましたが?
出てきた時には行列が出来ていて、一度では入れない状態でした。
1番に行ったのが正解のようです。(^^ゞ

「南寺 」は、公園内の一角に新たに建てられた建物で
この辺りは、直島の歴史的・文化的な中心地の場所だそうです。


「はいしゃ 作品名:舌上夢/ボッコン覗」 大竹伸郎氏 2006年

かつて歯科医院兼住居であった建物を作品化したものでした。


さまざまなものが、写真からも見えるようにスクラップされています。
ガレージから撮りましたが・・・あれ~2階の右窓に見えるのは?


それは、1階から2階にかけて展示された「自由の女神」 でした。(^^ゞ
建物の中は所どころが彫刻的であったり、絵画的でもありました。


「石橋 作品:ザ・フォールズ」  千住博氏  2006年

直島では古くから製塩業が人々の生活を支えていました。石橋家は、もともと直島で1、2位を争うほどの大きな家だったそうで、明治時代に製塩業で栄えました。(家の再建と母屋と蔵に作品が展示)


「いっちょ場」

ここは役場の前で見かけた休憩場です。


「碁会所」  須田悦弘氏  2006年

「碁会所」の名前の由来は、昔ご隠居さんたちがこの場所で
町の人たちとよく碁を打っていたことから、付けられたそうです。

この建物は左右に4畳半の畳の部屋があり、畳の上に須田氏の作った
椿が散りばめられていて、庭の中央に本物の椿の木が1本ありました。 

  
「角 屋」    宮島達男氏 1998年

名前どおり角にある家で 「家プロジェクト」 の第1弾として完成しました。
この作品によって、アートと直島の人が繋がったとも言えます。

200年ほど前に建てられた家屋を、漆喰仕上げ、杉焼板、本瓦を使った元の
姿に修復され、「Sea of Time ’98」の作品が展示されています。


「護王神社 (ごおうじんじゃ)」  杉本博司氏  2002年

護王神社は、直島の氏神様として大事にされてきた神社です。

神社がアート?と不思議に思いましたが、島の人達からボロボロになっていた神社を再建して欲しいと要請があり 「家プロジェクト」として建て替えられました。

この神社は地下に石室があり、写真の正面に見えるガラスの階段は地下の石室と繋がって、地下と地上とが一つの世界を形成しています。


正面の階段は、神様の通り道として作られたものだそうです。「護王神社」は神様をお祀りする所なので、民家を再建するのとは違い 大変だったと思います。

安藤忠雄氏の建築には珍しく、直島の民家と同じ焼杉板の木造建築でした。
他の家でも焼杉板が使われていて、とてもきれいだったのが印象的でした。

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