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京都迎賓館 参観 ①「正門から聚楽の間→夕映の間 」2015年8月

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今日は、1年で太陽が最も空高く昇り、最も昼の時間が長くなる夏至です。
昼の長さが最も短い”冬至”と比べると「4時間30分~5時間」の差があり、日の出が最も早いのは夏至の一週間ほど前で、日の入りが最も遅いのは夏至の一週間ほど後でした。


「京都迎賓館」参観 (2015年8月11日 火曜日)

京都迎賓館に行かれた友人からの写真がきっかけで
友人4人と一緒に「京都迎賓館」へ行きました。

京都迎賓館 正門

京都迎賓館は御所の東に位置します。


海外からのお客様は、車列を組んでこの正門から入ります。
・・・が、私たちは南門から入ります。


正門玄関の扉は
樹齢700年の欅(けやき)の一枚板が使用されています。


お客様をお迎えする際は、正面に屏風を置いて
その前に「いけばな」がしつらえ歓迎の心を表します。


玄関を入って廊下を左に行くと「聚楽の間(じゅらくのま)」です。


聚楽の間は、ロビーとして位置付けされる空間です。

晩餐会や大臣会合などが行われる際に、随員の待合とする多目的に利用され「京指物(きょうさしもの)」の技能と、有職織物を用いた安楽椅子が並んでいます。


部屋名の「聚楽」は、16世紀に京都に造営された聚楽第で知られている
「楽=心が安らかで楽しいこと」を集める
「聚=寄り集まること」の意味で、人が集まった都を指します。

釘隠し

錺金物 (かざりかなもの)

これは聚楽の間の釘隠しですが、別の間にも素晴らしい釘隠しがありますので、京都迎賓館の「釘隠し」も楽しみにしてください。

「夕映の間 (ゆうばえのま)」

大臣会合などの会議や立礼式(りゅうれいしき)の
お茶のおもてなし、晩餐会の待合いとして使用されています。

愛宕夕照(あたごゆうしょう)

西側の側面には
京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様が描かれてます。

比叡月映(ひえげつえい)

東側の側面は
京都の東にそびえる比叡山を月が照らす様が描かれています。

東西の側面は、日本画家の箱崎睦昌(はこざき むつまさ)氏の下絵を基に、綴織りの技法を用いて製作された織物で、縦2、3 mで、横は8、6mです。

東西の壁面は可動式になって、部屋を三分割して使用することができます。

坪庭


螺鈿(らでん)飾台



部屋の中央に「京都迎賓館について」の説明があり
平成26年8月 インド共和国モディ首相、安倍総理のお写真や


平成17年11月 アメリカ合衆国 ブッシュ大統領と小泉総理のお写真も


「夕映の間」を出て振り返った時の写真です。

この廊下の先、左側が「夕映の間」です。
右側はお庭だと思いますが、障子が閉じられていました。
長くなりますので「京都迎賓館 参観 ②」へ続きます。

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