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国宝 姫路城「大天守を支える地階の 東大柱・西大柱・厠・流し台」

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大天守の入り口は、鉄の二重扉のある地階からです。
ここは穴蔵と呼ばれ、薄暗く籠城の為の兵器や食糧を貯蔵していました。


西大柱


東大柱

姫路城を支えているのがこの2本の大柱です。
東西にそれぞれ高さ24.6m、根元直径95cm、末口42cmと大きな柱は
それぞれ地階から6階の床下まで延びています。


3階の西大柱

しかし、3階の西の大柱が2本接ぎ合わされています。
これは昭和の大改修(姫路城を一度解体し、もう一度組み上げたという大改修)で、大柱が姫路城を支えられなってきていたため、新しい大柱を建てました。

しかし、これほど大きな木材が見つからず、木曽国有林の樹齢780年の檜と
地元神埼郡笠型神社の樹齢670年の檜を3階で継ぎ合わせて再現したそうです。
一方東の大柱は根本の補強だけで、現在も古い柱が使われています。


「厠」もあります。

厠は一度も使われた形跡がなく、一説にはトイレに擬して籠城の際の水の貯水場として使われたともいわれ、敵勢が城内に討ち入っても厠には近づかないことを前提にして作られた隠し場所だったようです。


畳2畳ほどの大きな檜の流し台

姫路駅は外濠があった場所で、姫路駅から 天守閣までは「城内」でした。
これから姫路城に行かれる時は、 こちら を参考にして下さい。完

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