
住吉大社の境内で見つけた、千木鰹木のある公衆電話です。
最近は公衆電話を見ることが少なくなってきていますが
住吉大社に溶け込んだ、素敵な公衆電話がありました。
※ 千木は屋根の両端で交叉させた部材で、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた部材です。どちらも本来は上流階級の邸宅にも用いられていたそうですが、今は神社でしか見られませんね。
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千木は古代、屋根を建造する際に木材2本を交叉させて結びつけ、先端を切り揃えずにそのままにした名残りと見られ、千木・鰹木ともに本来は建物の補強が目的だったと考えられています。「鰹木」の名称は、形が鰹節に似ていることが由来のようです。
千木と鰹木は、●女性神の場合、内削ぎ(水平に削られる)で、偶数本。
●男性神の場合、外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)で、奇数本。
(お伊勢さんの内宮は内削ぎで、 外宮は外削ぎだそうです。)