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住吉大社「京・江戸の書籍商が創建された 御文庫(おぶんこ)」

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住吉大社は古く歌神とされ、『伊勢物語』や『源氏物語』など
王朝文学にも数多く登場する文学の神としても信仰されています。


御文庫

御文庫まえの説明書き には
御文庫(オブンコ)と呼ばれるこの土蔵造りの建物は享保8年(1723年)、書物を収める目的で創建された。施主は大坂を中心に京・江戸の書籍商たちである。この年、大坂の書籍商は排他的同業組合である株仲間の結成を公許されている。

これを機に仲間の店が上梓した書籍の成功を祈念して住吉神前に奉納した。それ以降、明治6年(1873年)の株仲間廃止まで、わずかな中断はあったものの奉納されて書物は膨大な数に上る。和書漢籍・洋装本を併せると一万点以上、数万冊に及び、研究者も注目する貴重書も多い。


御文庫の入口上に「文庫」の文字が・・・

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「学問の神様」と呼ばれる、菅原道真をまつる大阪天満宮境内の北西角にも「御文庫」と呼ばれる土蔵があり、大阪の出版元が江戸中期以来、奉納した和漢の書籍約10万冊が収められているそうです。

奉納の理由として、祭神への崇敬とともに大火への備えからであって、出版元が火災で版木を失った際は、奉納本を借り出して再版の原本にしたそうです。「かなりの出版元が両方の講に加盟していたことから、天満宮と住吉の距離を考えると、両方が同時に火事に遭う事は考えられず「原本を確実に残せた」といわれています。

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