
大阪・中之島「国立国際美術館」です。(8月31日 木曜日)

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―
そして、奇想天外な画家ヒエロニムス・ボスの絵も展示されていました。ボスの現存する作品は25点のみで、人物像の詳細はおろか生年月日も不明。 エロチックでグロテスクな“天国と地獄”が並存した奇想天外な世界が描かれ、美術史上 で異彩を放つ三連祭壇画「快楽の園」が代表作として知られる謎の画家です。

大阪会期は、2017年7月18日(火)~10月15日(日)

旧約聖書「バベルの塔」の物語
世界中は同じ言葉を使っていました。東の方から移動してきたた人々はシンアルの地に平野を見つけ住み着きました。彼らは「レンガを作り、それをよく焼こうと」話し合いました。石の代わりにレンガを、漆喰(しっくい)の代わりにアスファルトを用いた。
彼らは「さあ、天まで届く塔のある町を建て有名になろう。そして全地に散らされることのないようにしよう」と言った。主は降って来て、人の子らが建てた塔のある町を見て言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているからこのようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても防げることはできない。我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ 、互いの言葉を聞き分からぬようにしてしまおう。」
主は彼らをそこから全地に散らせたので、彼らはこの町の建設をやめた。こういうわけで、この町の名前は「バベル」と呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから全地に散らばせたからです。

木材で組んだ足場にレンガをはめた後に足場を崩す当時の建築技法と
色んな形の窓も・・・

材料となるレンガと漆喰を運んだ痕がつく壁面、持ち上げるクレーンも
当時のものを忠実に描かれていますが、細かくてパネルで確認です。

16世紀に活躍したベルギー(フランドル)の画家ピーテル・ブリューゲルは
4月に上野・東京都美術館で開催されていた時から、絶対に行こうと楽しみだった
ボイマンス美術館所蔵 「バベルの塔」展 でした。