
ナチュラピテクスは、ケニア北部のナチュラ村で
京都大学の調査隊によって発見された1500万年前の化石類人猿です。

この標本はオトナのオスで、推定体重は約20kgです。
同時代の他のアフリカ類人猿と比べると、非常に大きな手と足を持ち
発達した前肢を持っているのが特徴的です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
化石と言えば、大丸京都店創業285年の平成14年に全館改装されたときに
改装に伴い館内の柱 (大正15年及び昭和38年施行) に使用されていた
イタリア産の大理石(石灰岩)が展示されていたことがありました。

赤みがかっているのは、イタリア原産のアンモニティコ・ロッソ
(赤色アンモナイト石灰岩) としてなだかい石材です。
中生代ジュラ紀 (約2億年前~1億4500年前) に陸地から遠く離れた
外洋の海底で推積してできたものです。

灰色の石材は、新生代第三期 (約6500万年前~180万年前) のものと
考えられています。
浅い海の海底に生息していたサンゴ、巻き貝、二枚貝、フジツボなどの化石を多く含み、サンゴ礁の生き物が死後やや深いところに運ばれて推積し形成されたものです。他にも、渦巻状の殻をもつアンモナイトの断面や、棒状のべレムナイト(イカの親戚) の白い断面も展示されていました。