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奈良市・西向きの古墳は「二度即位した女性 孝謙天皇陵」

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成務天皇陵(せいむてんのうりょう)の南側に位置する「孝謙天皇陵」は


奈良市では珍しい西向き(写真右)の古墳「孝謙天皇陵」です。

全長127メートルの前方後円墳。
前方部は幅70メートル、高さ13メートル
後円部は直径84メートル、高さ18メートル

成務天皇陵入口からみた「孝謙天皇陵」

孝謙天皇は、大仏建立に関わった聖武天皇と光明皇后の皇女。
(男子は早世し、子供は彼女だけでした。)


上写真の右側が「成務天皇陵」で、左側が「孝謙天皇陵」です。

718年生まれで史上6人目の女帝は、
二度即位したので、2つの名前があります。

天平勝宝元年(749年) 第46代 孝謙(こうけん)天皇
天平宝字2年 (758年) 母である光明皇后の看病を理由に退位して上皇となる。
天平宝字8年 (764年) 第48代 称徳(しょうとく)天皇


宮内庁により被葬者として定められている「高野陵(たかののみささぎ)」
孝謙天皇は「西大寺」の創建者としても知られています。

生涯独身であり、子をなすことはありませんでした・・・が
上皇時代に、看病に当たった僧・道鏡を寵愛するようになったことがあり
自らに反抗したものに、卑しい名前を付けるという性格だったそうです。

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