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我が国唯一の蘭学塾の遺構①「大阪大学適塾(てきじゅく)記念センター」

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御堂筋を東に入り向かったのは「大阪大学適塾(てきじゅく)記念センター」です。


「大阪大学適塾記念センター」は、大阪大学が創立80周年を迎えた
2011年4月1日、大阪大学の新しい部局として誕生しました。


大阪市中央区北浜のオフィス街に現存する適塾は


我が国唯一の蘭学塾の遺構です。


現在は国史跡・重要文化財として内部を観覧することができます。


現存する適塾は、1845(弘化2)年に洪庵が当時の過書町に町屋を購入し
瓦町の旧適塾から移転して拡張した建物です。


適塾は、蘭医学研究の第一人者とされる


蘭方医緒方洪庵(1810-1863)が1838(天保9)年に開いた塾で
「適塾」の名称は、洪庵の号「適々斎」にもとづいて名付けられ
「適々斎塾」、略して「適々塾」「適塾」とよばれました


写真右が書斎で、中庭から応接間、客座敷、前栽が見えています。


ここでは西洋医学の研究をはじめとして
種痘事業やコレラ治療など、大きな医学史上の業績が生まれました。


適塾は幕末から明治維新にかけて
近代日本の国家形成に関与する幾多の人物を輩出しました。


客座敷(上の写真)から見える前栽です。

シーボルトやオランダ商館員も宿泊し、蘭書の取引なども行われたので
この部屋に通され、このお庭をご覧になられたのでは・・・(^^♪

長くなりますの次へと続きます。

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