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旧奈良監獄⑦手錠・連鎖・足枷 などが展示の「資料室」 11/21 完

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新型コロナウイルスの国内感染者は、10日午後9時45分現在で新たに
2973人が確認され、8都県で過去最多になっています。
ガソリンスタンドなどでは、非接触サービスが登場しています。

●旧奈良監獄⑥「色がある扉の第6寮→病舎→医務所」のつづきです。


監獄とは思えない美しい通路を出ると


そこは、旧奈良監獄に入った時に見えていた
食料倉庫の横でした。


今は資料館になっているので中に入ります。


奈良監獄の歴史がここにあります。


左上:棒手錠   左下:三段式手錠  
中央:なすび錠  右:特殊手錠・特殊連鎖


テレビなどで見たことはありましたが・・・
あの丸くて黒いのは「足枷(あしかせ)」です。


パネルには、足を入れただけでも重圧感で
息苦しい「重塀禁房」もありました。

監獄法の成立


藩政時代之刑罰

当時の刑罰は、まるで地獄絵図をみているようでした。

受刑者の手によって作られた「赤れんが」

旧奈良監獄の建設に用いられたれんがの多くは、刑務作業の一環として、受刑者がれんが職人とともに監獄内で製造し作られたものです。
受刑者の労働力を活用する方針も、設計者の山下啓二郎氏の意向でした。

設計者の山下啓二郎氏

明治五大監獄を設計した司法技師です。

欧米約8カ国を歴訪し、 約30の監獄建築を視察しました。
その知見を活かし、帰国後に明治五大監獄をはじめ、数多くの裁判所
監獄の建設に関与したことで知られています。

※明治五大監獄は、千葉監獄・金沢監獄・奈良監獄・長崎監獄・鹿児島監獄

千葉監獄


金沢監獄


長崎監獄


鹿児島監獄


奈良監獄

あれっ・・・表門の右に新しいポストが見えます。
展示されていた写真は新しいようですね。


この場所にあるポストは、現在も使われているそうです。(^^ゞ

奈良少年刑務所

太平洋戦争の終戦翌年の1946年(昭和21年)、「奈良刑務所」が「奈良少年刑務所」と改称され、戦後の混乱期に起こった少年犯罪への対応が必要だったのです。

表門

アーチ型の入り口と、両脇に円塔を備えるロマネスク様式の表門。
れんが造2階建で、両脇の円塔は特徴的なドーム型の屋根。

ドーム型の屋根は
雨風で腐食しないようモルタルで覆われ、上部に優雅な装飾が施されています。円塔内には階段があり、表門内部の2階へと繋がっています。窓にはめられた鉄格子は建設当時のものがそのまま残っています。
表門の上部はロマネスク建築に見られるロンバルド帯の装飾。

ハビランド・システム
見張台を要に放射状に収容棟を並べることで、中央監視所から
5つの収容棟が一望できるようになっていました。


帰りのバスに向かう道で見たのは


殉者刑務官の碑でした。

旧奈良監獄の見学は見落としたところもありますが未公開の場所もあり
一般公開の時のような、多くの人が列をなしていたような蜜の心配もなく
反対に、人の姿が見えなくて取り残されたような時もありました。(^^ゞ

見学に参加された人は女性が多く、小学生ぐらいの子供連れの人もいました。 きっと子供に見せることで「悪いことをしたら、こんな所に入れられるんだよ。」と話されたのでは・・・
2024年後には、どんなホテルになっているのか楽しみです。(^^♪

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