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奈良時代の 「史跡 頭塔(ずとう)」 11/21

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旧奈良監獄を見学したあと、近鉄奈良駅で解散なのですが


帰るのには時間が早いこともあり
奈良まで来て、このまま帰るのは勿体ないので(^^ゞ


猿沢池を通って


以前から気になっていた「史跡 頭塔」に行ってきました。


特別公開期間中はガイドさんがおられるのですが


今日は、特別公開期間ではないので一人です。


「史跡 頭塔」は、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔で
大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定されています。


石仏22基が「頭塔石仏」の名称で、重要文化財に指定されています。


基壇は一辺32m、高さ1.2m。
上壇になるにしたがって3mずつ縮小しています。


最上壇は一辺6.2mで、高さは奇数壇で1.1mです。
偶数壇で0.6m、基壇裾から最上壇までは約10mの高さです。


見学小広場では、特別公開期間限定で
ガイドさんが「頭塔」の前で説明があるそうです。


「頭塔」の由来は
奈良時代、藤原広嗣のたたりで死んだ僧玄昉の頭を埋めた墓との
伝承があったためと言われてきましたが

正しくは、東大寺の僧実忠が国家安泰を祈って築いた土塔の跡だといわれ、土塔(どとう)がなまって(ずとう)とよばれるようになったと思われています。


頭塔の造営については
神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で二月堂修二会行法(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当の良弁の命により造った塔であるとされています。


奈良文化財研究所による1986年(昭和61年)からの発掘調査終了後


北半部は復元保存、南半部は発掘前の現状保存の形で残されています。


築造時の石仏「浮彫如来及両脇侍二侍者像」


方形の封土を3段に築き、その4面に石仏を配列したもので
現在浮き彫りの石仏が13個あり、奈良時代の数少ない石仏群でした。

「奈良 頭塔」のホームページとパンフレットを参考にしました。
※この頭塔に類似するのは、行基が関与した堺市の土塔があります。

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