
金堂 (国宝)
当時の総本堂。本尊の弥勅仏は天智天皇が信仰されていた霊像で
秘仏として静かに祀られています。
現在の金堂は、豊臣秀吉の正室北政所によって慶長四年 (1599) に
再建されたもので、三井寺境内でもひときわ大きく威容を誇っています。
桃山時代を代表する名建築で、本尊弥勒菩薩も安置されています。
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閼伽井屋 (重要文化財)
金堂西側奥に金堂と接して、慶長五年(1600)に建立されました。
内部には井泉が湧き (水の音が聞こえていました。)、天智天皇・天武
天皇・持統天皇の産湯に使われたことが、三井寺の名前の由来です。
正面上部にある龍は、左甚五郎作の龍の彫刻として有名です。
※ 閼伽井(あかい)とは、仏前に供える功徳の水をくみ取るための井。