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アイヌ語で「田能の地名伝承・アンタコ」

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8月18日の感染者数は、東京で新たに5386人、大阪府の2296人、兵庫県で1088人、愛知県では1227人、福岡県は1253人、沖縄で761人・・・。

沖縄の病院でクラスターがあり、64人が亡くなられています。
私の近くで感染された人はおられませんが、これが現状です。


昨日の記事「大字中畑小字タコ子」の地名で思い出したことがあります。それは2019年10月に歩いた田能地区からです。

高槻まちかど遺産No.20「田能の地名伝承・アンタコ」 

桂香寺(けいこうじ)周辺の地名を「アンタコ」といいます。

由来は定かではありませんが「平安時代に征夷大将軍・坂上田村麻呂が東北地方に遠征した際、連れ帰った蝦夷の人々を当地に住まわせたことからアイヌ語のような地名が付いた」との伝承があります。


こんなにアイヌ語のような地名があります。

アイヌ語で「アン」には「住む」という意味があり、「タコ」に似た「タプコプ」という言葉には、「小さい山」「丸い山」などの意味があります。

アンタコは、小さく丸い城山の麓に位置するため「小さい山に住む」を表すアイヌ語が元になったのかもしれません。

桂香寺

久昌山と号して臨済宗妙心寺派に属し、釈迦牟尼仏を本尊とする。


桂香寺の住所:大阪府高槻市大字田能小字アンタコ9


慶長6年(1601年)に東漸宗震(とうぜんそうしん)禅師により創建され、当初は同寺塔頭長慶院(ちょうけいいん)の末寺でしたが、宝永元年(1624)雲峰禅師が入って妙心寺の末寺となる。


当寺に後背する山は、通称「城山」と呼ばれ
中世期に小規模な城郭があったと言われています。

先人は災害にちなんだ名前をつけることによって、後世に危険を伝えようとしてきたといわれています。そしてアイヌや渡来人由来も地名に隠されていたのです。

近年では
土地開発や地区の合併、または縁起が悪いといった理由でかつての名称が変えられたケースがあります。「~が丘」や「~台」のようなニュータウンや新興住宅地。

窪=地盤が弱く、土砂崩れや地滑りの可能性が高い。
谷=山と山の間で土地より低い、川が流れていた痕跡の場合もある。

反対に古い神社やお寺がある場所は
水害に遭いにくい高台や地盤のしっかりした場所に建てられました。古墳や遺跡のある場所も、今に至るまで大きな災害に遭わず歴史が受け継がれてきた強い地盤のようです。

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