大阪府・西成警察署の「防犯コーナー」は
西成で暴動が起きた1961年に誕生しました。
当時、日雇労働者の労働環境は劣悪で、社会や警察に不信感をつのらせた労働者たちの憤りが爆発し、1000人以上の負傷者が出るほどの激しい暴動になり、その後もあいりん地区で1961〜1970年前半にかけて繰り返し暴動が起こりました。
第一次あいりん暴動をきっかけに、西成署にしかない「防犯コーナー」で労働者の方々に寄り添う活動から『カレンダー付きの詩集』の第1号が発行(1975年)されました。
労働者から詩や俳句などを募集し、毎年年末に地元住民や、衣類を寄付してくれた人へ無料で配布しています。
2022年「あいりん労働者の詩集(カレンダー付き)」
![]()
上画像は大阪府西成警察署HPからお借りしました。
~西成のおっちゃんたちの詩集 2020年~
『ふるさとを にくんで捨てた俺だけど
なぜか気になる ふるさとの家』
『かあさんと ひとこと呼んでみたかった
育ててくれた なつかしき義母(はは)』
『細枝に止まりし かたつむり
俺は家なき 泥ネズミ』
『元旦に 万博まではと 祈願する』
『枯木立 我身(われみ)も枯れし ああ無情』
『宿(ドヤ)代気にしてすすり飲み、 腹にはグッとしみるけど
心の底から 酔えないで ドヤ代飲んで 二日酔い
あすも飲みたい酒だけど 俺のフトコロ からっけつ
布団の上にも 寝られずに ごろりころんだ 青天井
夜明けの風が 身にしみる』
こんな思いをしているのは、西成の人だけでは無いと思います。
コロナ前でしたが、リアルな言葉で詠んだ詩集でした。
西成で暴動が起きた1961年に誕生しました。
当時、日雇労働者の労働環境は劣悪で、社会や警察に不信感をつのらせた労働者たちの憤りが爆発し、1000人以上の負傷者が出るほどの激しい暴動になり、その後もあいりん地区で1961〜1970年前半にかけて繰り返し暴動が起こりました。
第一次あいりん暴動をきっかけに、西成署にしかない「防犯コーナー」で労働者の方々に寄り添う活動から『カレンダー付きの詩集』の第1号が発行(1975年)されました。
労働者から詩や俳句などを募集し、毎年年末に地元住民や、衣類を寄付してくれた人へ無料で配布しています。
2022年「あいりん労働者の詩集(カレンダー付き)」

上画像は大阪府西成警察署HPからお借りしました。
~西成のおっちゃんたちの詩集 2020年~
『ふるさとを にくんで捨てた俺だけど
なぜか気になる ふるさとの家』
『かあさんと ひとこと呼んでみたかった
育ててくれた なつかしき義母(はは)』
『細枝に止まりし かたつむり
俺は家なき 泥ネズミ』
『元旦に 万博まではと 祈願する』
『枯木立 我身(われみ)も枯れし ああ無情』
『宿(ドヤ)代気にしてすすり飲み、 腹にはグッとしみるけど
心の底から 酔えないで ドヤ代飲んで 二日酔い
あすも飲みたい酒だけど 俺のフトコロ からっけつ
布団の上にも 寝られずに ごろりころんだ 青天井
夜明けの風が 身にしみる』
こんな思いをしているのは、西成の人だけでは無いと思います。
コロナ前でしたが、リアルな言葉で詠んだ詩集でした。