
手前の大きな魚が、「ナポレオンフィッシュ」 です。 (京都水族館

ナポレオンフィッシュは、沖縄島以南からインド・太平洋のサンゴ礁域に
生息している最大級のべラで、若魚時代に目の周りに黒い模様が出る
ことに由来し、和名では 「メガネモチノウオ」 と言うのだそうです。
成魚になると、前額部が突出してくるのが ナポレオンの被った帽子を
思わせることから 「ナポレオンフィッシュ」 と呼ばれています。
ノドの奥には、貝など、固い殻をつぶして食べることができる丈夫な歯
(咽頭歯) を持っています。 ヒョウ柄が美しい 「ヒョウモンオトメエイ」
と同じで、このナポレオンの帽子に見える 「ナポレオンフィッシュ」 も
見たそのままの名前なので、一度見たら忘れないですね。 (^^ゞ
香港では 「蘇眉 (ソウメイ)」 と呼び、白身の高級魚として食用されて
いたのですが IUCN のレッドリストで 「絶滅危機」 に掲載されました。
香港では絶滅が危惧され食べないようにと、呼びかけているそうです。