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淡路島・伊弉諾神宮「以前は禁足の聖地だった 御本殿」

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表神門の扁額「一宮皇太神」をくぐると御本殿が見えました。


御本殿の位置は、明治時代に後背の御陵地を整地して移築されたもので、それ以前は禁足の聖地でした。御陵を中心として神域の周囲に濛が巡らされたと伝え、正面の神池や背後の湿地はこの周濛の遺構です。

建物などは、明治九年から同二十一年に官費で造営されたものが殆どで、神輿庫及び東西の御門は、旧幕時代の阿波藩主の寄進です。 境内地は、約一万五千坪で江戸時代の地誌によれば「二丁四方の社地を領した」とあり広大な神域でした。


日本の天皇および皇室を表す菊の御紋があります。

御本殿の形式は、三間社流れ造向拝付で、屋根の桧皮葺き(ひわだふき)は前方の幣殿と連結して、一屋根にみせている御本殿大床下には、神陵に築かれていた数十個の聖なる石が格納されています。


昭和二十九年に昭和天皇が「神宮号」を宣下されて「伊弉諾神宮」になりました。


そして神馬にも菊の御紋がついています。

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