
この方は、江戸時代に徳川将軍家や大名家の間で広まった武家茶道を
50年以上修練された、免許皆伝者の 「春翁庵・星野宗休」 さんです。
江戸時代に、剣は柳生、茶は石州、 といわれていたそうです。
千利久のわび茶の流れをくみながら、武家らしい独特の所作を忠実に
今につたえ、流派の所作について 『千利久の嫡男、道安の流れをくみ
武士の茶道らしくさっぱり鮮やかな清楚な点前が特徴です。』 と 説明。
茶器などを持つ際に使う袱紗(ふくさ)は、ふつう左に着けるのに対し
左は刀を差すため、右に着けるそうです。 あいさつをする場合も手の
ひらを膝の前で畳につけず、軽く拳を握って腰の横でつけます。
点前が終わった後のあいさつも独特で 「いちおうあいしまいます。」
など、昔ながらの言葉遣いがそのまま残っています。 武士らしいと
いうだけではなく、茶器などに触れる手のひらを畳につけないのは
清潔に保つという意味合いもあるそうです。
茶道といえば、裏千家・表千家 だけだと思ってましたがあったのですね!
「武士茶道」 と、聞いただけでも身が引き締まるような気がします。
「茶道ほしの」 春翁庵・星野宗休 茶道教室は
住所:高槻市西真上2-25-5 電話:072-683-8684