
東大門から東に向かうと、東院伽藍の八角堂の屋根が見えてきました。

東院伽藍の四脚門

四脚門(国重文・鎌倉時代)を入ると直ぐに廻廊があり

回廊(国重文・鎌倉時代)を入ると正面に「夢殿」があります。

「夢殿(ゆめどの)」国宝
聖徳太子一族の住居「斑鳩宮」の跡に、739年(天平11年)高僧の行信(ぎょうしん)僧都が聖徳太子の遺徳を偲んで斑鳩宮跡に飛鳥時代の形式で建立されました。
八角の殿堂として我が国最古の建物で、元は「仏殿」と呼ばれていましたが、平安時代頃から「夢殿」と呼ばれるようになり、秘仏の国宝「救世観音像」は八角円堂の中央の厨子に安置されています。

舎利殿(国重文・鎌倉時代)
舎利殿は、聖徳太子が2才の春に合掌された掌中から出現したという
舎利を安置する建物です。

東院鐘楼(国宝・鎌倉時代)
舎利殿の西にある門(鐘楼の左奥)から、中宮寺へと向かう道に位置するこの鐘楼は袴腰と呼ばれる形式の建物で、内部には「中宮寺」と陰刻された奈良時代の梵鐘が吊されており、中宮寺から移されたものといわれています。
この鐘は、古くから舎利殿の舎利を奉出するときや、東院伽藍で法要が営まれる時の合図として撞かれています。